米ドル/円（USD/JPY）チャート分析｜2024年09月13日

通貨ペアの注目点

• 9月17-18日開催予定のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ幅を巡る思惑
• 当日発表予定の9月米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
• 141円70銭付近の年初来安値更新の可能性
• 米国株や原油先物の動向
• 日米金利差の推移

4時間足分析

トレンド分析

現在米ドル/円（USD/JPY）は、明確な下降トレンドにあります。トレンドラインが示す通り、直近の高値である143.044円を超えることができず、その後は継続的に下落しています。現時点では140.365円のサポートレベルに到達しており、このレベルでの動向が注目されます。

移動平均分析

• 短期移動平均線（5EMA）：141.228円付近で推移しており、価格は短期移動平均線を下回っています。短期的な下落圧力が強まっていることが示唆されます。
• 中期移動平均線（25EMA）：142.194円付近に位置しており、現行価格よりも上方にあります。中期的にも下降トレンドが続いていることが確認できます。
• 長期移動平均線（75EMA）：143.506円付近にあり、長期的な下降傾向も明確です。これにより、上昇トレンドへの転換には強い抵抗があることが予測されます。

総合分析

現在の米ドル/円（USD/JPY）は、トレンドライン、移動平均線の全てが下向きの動きを示しており、市場は現在も弱気相場にあります。特に、長期移動平均線の位置が143.506円で、現行価格との差が大きいことから、米ドル円は依然として強い下落基調にあると言えます。

直近のサポートである140.365円を割り込む場合、さらなる下落が予想されますが、この水準で反発する可能性もあり、その場合は141円台半ばへの回復が期待されます。

価格目途

• サポートレベル：140.365円（直近安値）
• レジスタンスレベル：142.191円（中期移動平均線）、143.044円（直近高値）

もし140.365円を明確に割り込む場合、次のターゲットは139円台後半となる可能性があります。一方で反発する場合、141円から142円の範囲がレジスタンスゾーンとして機能するでしょう。

まとめ

現在、米ドル/円（USD/JPY）は下降トレンドにあることが明白です。特に140.365円のサポートレベルが重要な焦点となっており、ここを割り込むとさらなる下落圧力がかかる可能性があります。したがって、現在は慎重な取引が推奨され、サポートレベルでの動向を注視しながら、短期的な反発に期待する戦略も考慮すべきです。