通貨ペアの注目点
- 196.00円が心理的な節目
- 196円台後半に複数のテクニカル指標が集中し、上値抵抗帯を形成
- 英国の賃金統計が本日の変動要因として注目される
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、下降トレンドラインに沿った価格下落が続いており、直近の動きでは再度下方向へのブレイクが試みられています。一方、下方には上昇トレンドライン(サポートライン)が控えており、このレベルが次の重要なポイントとして機能する可能性があります。
直近安値(193.576)の手前で一旦下げ止まる可能性が高いですが、これを明確に下抜けた場合、さらなる下落リスクが高まります。
移動平均分析
- 短期移動平均線(195.800):現在の価格(194.897)はこの短期移動平均線を下回っており、短期的には弱気のシグナルが点灯しています。
- 中期移動平均線(196.189):価格は中期線も下回り、中期的な下降圧力が強まっています。
- 長期移動平均線(196.756):長期線を明確に下回る形となっており、全体としてのトレンドは下落基調が優勢です。
移動平均線の乖離が拡大しており、売り圧力が強まる局面と考えられます。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は短期的には下降トレンドラインが上値を抑える一方、上昇トレンドラインが下値を支えています。価格はこの2本のラインに挟まれており、レンジ内での攻防が続く可能性があります。
ただし、現状の移動平均線の位置や価格の動きから、売り優勢の局面がしばらく続く可能性が高いと見られます。
価格目途
- サポートレベル:
- 194.000(心理的節目)
- 193.576(直近安値)
- レジスタンスレベル:
- 195.800(短期移動平均線付近)
- 196.200~196.750(中期・長期移動平均線帯)
短期的には、194.000を割り込むとさらなる下落余地が生じ、次のターゲットは193.000近辺となる可能性があります。一方で、195.800~196.200のゾーンを上抜ける場合、短期的な反発が期待されます。
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、下降圧力が優勢であり、売り目線での取引戦略が有効と考えられます。ただし、下方のトレンドラインや193.576付近での価格の動きに注視し、反発の兆候が見られる場合には短期的な買いを検討する余地もあります。重要な節目となる194.000および195.800付近の価格アクションを見極めることが必要です。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『ta-license.com』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。