通貨ペアの注目点

通貨ペアの注目点

 

  • フランスのPMI発表後、ユーロ円は円高が進行した
  • ドイツのGDPが市場予想よりわずかに弱かったが、ユーロ円への影響は限定的
  • 今週の注目材料として、ドイツのIFO企業景況感指数や米国の新築住宅販売件数、FOMC議事要旨など

4時間足分析

ユーロ円4時間足

トレンド分析

現在ユーロ/円(EUR/JPY)は、短期的な下降トレンド内での反発局面にあります。直近高値(164.763)から直近安値(159.954)に向かう下降トレンドラインに抑えられつつ、下方への圧力が継続しています。一方で、下昇トレンドライン(マイナートレンドライン)が引かれており、長期的には上昇サポートが確認されます。

移動平均分析

  • 短期移動平均線(5EMA):161.689(現価格162.323をわずかに下回る)
    • 短期的な買い圧力が若干強まる兆候があるものの、下方圧力が依然として強い。
  • 中期移動平均線(25EMA):162.324
    • 現価格が中期線にほぼ一致しており、市場の方向感が不安定な状態を示唆。
  • 長期移動平均線(75EMA):163.335
    • 長期移動平均線の下で推移しており、中長期的には弱気トレンドが優勢。

移動平均線の全体的な配列(長期>中期>短期)は「デッドクロス」を形成しており、下落傾向が示唆されています。

総合分析

下降トレンドラインのレジスタンスが有効に機能しているため、短期的には反発局面が限られる可能性があります。
また、サポートとしては直近安値の159.954付近が意識される一方、上値目途としては162.50~163.00が一時的なターゲットとなる可能性があります。

価格目途

  • レジスタンスレベル
    • 第一レジスタンス:162.50
    • 第二レジスタンス:163.50(長期移動平均線付近)
  • サポートレベル
    • 第一サポート:161.00(直近安値の上)
    • 第二サポート:159.95(直近安値)

 


 

まとめ

ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、短期的には反発の余地があるものの、全体的な弱気傾向が強いため、戻り売り戦略が有効である可能性が高いです。特に162.50~163.00のレベルでの反応を注視し、下降トレンドラインや長期移動平均線が強い抵抗帯として機能するか確認することが重要です。一方で、159.95を下回った場合には、さらなる下落リスクが顕在化する可能性があります。

 

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