通貨ペアの注目点

通貨ペアの注目点

 

  • 米2月サービス業PMI速報値が50を割り込み、米景気不安が急浮上
  • 昨年12月安値148.64円が重要なチャートポイントに
  • 東京市場でドル円は149円30銭台で推移、上値は重い展開
  • 日銀の早期追加利上げ観測を背景に円買い圧力が継続
  • 植田日銀総裁の「緩和的な金融環境維持」発言で一時反発も
  • 米関税政策やウクライナ情勢など不透明感が続く

4時間足分析

米ドル円4時間足

トレンド分析

現在米ドル/円(USD/JPY)は、下降トレンドが継続している状態です。

  • 下降トレンドライン(マイナートレンドライン)に沿った値動きが続いており、下落の勢いが強い
  • 直近の高値(150.740)から安値(148.848)へ下落しており、安値の切り下げが発生中
  • 価格は現在下降トレンドライン3に接触しており、ここを上抜けるか反発するかがポイント

移動平均分析

  • 短期移動平均線(5EMA):149.565
  • 中期移動平均線(25EMA):150.284
  • 長期移動平均線(75EMA):151.663

移動平均線の配置は「短期 < 中期 < 長期」となっており、典型的な下降トレンドの並びになっています。

  • 短期移動平均線(149.565)が価格のすぐ上にあり、レジスタンスとして機能する可能性
  • 中期移動平均線(150.284)は下降傾向であり、仮に価格が反発しても150.284付近が戻り売りのポイントになる可能性が高い
  • 長期移動平均線(151.663)からの乖離が大きく、長期的な視点でも下落基調が続いていることを示唆

総合分析

  • 下降トレンドラインと移動平均線の傾きを考慮すると、基本的には「戻り売り」が優勢の展開
  • 149.556(短期移動平均線付近)での攻防が重要で、ここを突破すれば150円台への回復の可能性あり

しかし、上昇した場合も150.284(中期移動平均線)や150.740(直近高値)での戻り売り圧力が想定されるため、強い上昇トレンド転換には時間がかかる可能性があります。

価格目途

レジスタンス(上値目途):

  1. 149.556(短期移動平均線)
  2. 150.284(中期移動平均線)
  3. 150.740(直近高値)

サポート(下値目途):

  1. 148.848(直近安値)
  2. 148.500(心理的節目)
  3. 148.000(次のサポート候補)

 

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まとめ

現在の米ドル/円(USD/JPY)は下降トレンドが継続中であり、基本的には戻り売り戦略が有効な状況です。

  • 149.556付近での反発確認後の売り
  • 150.284(中期移動平均線)を超えない限りは下目線継続

今後の注目点は、短期移動平均線を超えて上昇するのか、それとも下降トレンドラインで反発するのかです。

148.848を割り込むと148円台前半への下落も視野に入るため、注意が必要です。

 

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