通貨ペアの注目点
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前日(3月12日)の米消費者物価指数(CPI)が市場予想より低い結果となった
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トランプ大統領の関税に関する発言が報じられ、貿易戦争への懸念が高まっている
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植田日銀総裁が物価上昇率はまだ2%を下回っていると発言
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欧州連合(EU)やカナダが米国の関税発動に対する対抗策を発表
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米国の景気減速懸念が広がっている
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本日(3月13日)、米2月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている
4時間足分析
トレンド分析
現在米ドル/円(USD/JPY)は、
- チャートでは下降トレンドライン(マイナートレンドライン)が確認されており、全体的に下落傾向が続いています。
- 直近の高値149.196付近で上値を抑えられ、安値を切り下げながら推移していることから、下降トレンドが継続中と判断できます。
移動平均分析
- 短期移動平均線(148.123)
- 中期移動平均線(147.987)
- 長期移動平均線(148.188)
現在の価格148.204は、短期・中期・長期移動平均線の近辺に位置しており、方向感がやや不明瞭な状態です。ただし、短期線(赤)が中期線(黄)を上抜けつつあり、短期的な戻りの可能性があります。
しかし、長期線(青)が依然として上に位置しており、強い上昇トレンドには転じていない点には注意が必要です。
総合分析
- 下降トレンドラインの存在と移動平均線の並びから、全体的には下落基調が続いている。
- ただし、短期的には反発の兆候があり、一時的な上昇を試す可能性もある。
- 明確な上昇転換には、149.200付近を突破する動きが必要となる。
価格目途
レジスタンス(上値目標)
- 148.500 – 直近の戻り高値
- 149.196 – 直近高値(強めのレジスタンス)
- 150.000 – 心理的節目
サポート(下値目標)
- 147.716 – 前日安値
- 147.000 – 意識されるラウンドナンバー
- 146.544 – 直近安値(重要なサポートレベル)
まとめ
現在の米ドル/円(USD/JPY)は
下降トレンドが継続しており、戻り売りのチャンスを探る局面。
- 149.200を超えない限り、引き続き売り優勢の展開が続く可能性が高い。
- ただし、短期的な反発の動きには注意が必要。
- 戦略としては、148.500~149.000付近での売りエントリーが有効と考えられる。
- 下値ターゲットは147.716~146.544のゾーン。
今後の値動きに注意しながら、トレード戦略を立てていきましょう。
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