米ドル/円（USD/JPY）チャート分析｜2024年05月16日

通貨ペアの注目点

• 円高基調（米国経済指標の悪化やFRBの利下げ観測などを背景に、ドル円は円高基調）
• 152円台（重要サポートラインとして意識され、下落した場合には深い調整局面入りも）
• 主要通貨（ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円も注目）
• 8兆円介入（大規模な為替介入により、152円～158円のレンジ相場か？）
• 金利先物市場（米国9月利下げ織り込み70％？）
• ユーロ/米ドル（下値を探る展開）
• ECB（6月利下げ織り込み）

4時間足分析

トレンド分析

現在米ドル/円（USD/JPY）は、三角保ち合いの形成中にあります。これは上昇トレンドライン（マイナートレンドライン）と下降トレンドライン（メジャートレンドライン）によって示されています。価格は両トレンドラインの間で推移しており、次の大きな動きに向けてエネルギーを蓄積している可能性があります。

移動平均線分析

短期移動平均線（5EMA）は154.671、中期移動平均線（25EMA）は155.456、長期移動平均線（75EMA）は155.367となっています。現在の価格154.690は短期移動平均線の近くに位置しており、中期および長期移動平均線を下回っています。これは、短期的な売り圧力が強まっていることを示唆しています。

総合分析

価格目途

• サポートレベル：153.602（直近の安値）、152.000（上昇トレンドライン）
• レジスタンスレベル：155.456（中期移動平均線）、156.564（前日高値）、160.284（直近高値）

このレジスタンスレベルの突破またはサポートレベルの下抜けは、新たなトレード戦略のシグナルとなる可能性があります。

まとめ

米ドル/円（USD/JPY）は、三角保ち合いの中にあり、どちらの方向にもブレイクアウトする可能性があります。短期的には、154.671（短期移動平均線）がサポートとして機能する可能性がありますが、155.456 – 155.367の抵抗ゾーンを突破するためには強力な買い圧力が必要です。投資家は、ブレイクアウトの方向を確認し、それに基づいてポジションを取ることを検討すべきです。特に、上昇トレンドライン（152.000付近）または下降トレンドライン（157.000付近）のいずれかを突破した場合、大きな動きが期待されます。