通貨ペアの注目点
- 3月米消費者物価指数 (CPI)(前年比 +0.3% 予想、コア指数 +0.3% 予想)
- インフレ圧力の持続性、FRBによる金融引き締めの加速が焦点
- パウエルFRB議長講演(経済・金融政策見通しについて発言)
- 金利上昇への警戒感、景気後退懸念との綱引き
- 日米金利差(米国金利上昇、日銀の金融緩和継続で拡大)
- ドル買い/円売りの観点から注目
4時間足分析
トレンド分析
現在の米ドル/円(USD/JPY)は、2つの上昇トレンドライン(マイナートレンドライン1、2)によってサポートされる明確な上昇トレンドを維持しています。これは、緩やかながらも安定した価値増加を示しており、直近の高値が前日の高値と同値である151.936に到達している点がその証拠です。
移動平均線分析
現在の短期(5EMA)移動平均線は151.795、中期(25EMA)移動平均線は151.708、長期(75EMA)移動平均線は151.387となっており、3つの移動平均線は非常に近い値を示しています。この状況は、短期間の価格変動が小さいことを示しており、一定のレンジ内での動きが見られます。
総合分析
移動平均線が密接していることから、現在は強いトレンドが形成されていない保ち合い相場であると評価されます。しかし、長期EMAが他のEMAよりも低く、価格がこれを下回っていないため、強気の構造が継続していると解釈することができます。
価格目途
直近の価格動向と移動平均線のデータを考慮すると、151.936の直近高値が短期のレジスタンスとして機能しています。サポートレベルは長期EMAである151.387に近いと見られます。価格がブレイクアウトしない限り、このレンジ内での取引が予想されます。
まとめ
米ドル/円(USD/JPY)は短期的には安定した範囲内で取引されていますが、長期的な上昇トレンドは健在です。投資戦略としては、151.936を超えるブレイクアウトか、151.387を下回るブレイクダウンを待ってからポジションを取ることを推奨します。また、短期的な価格変動を利用した取引を行う場合は、指定されたレジスタンスとサポートレベルを考慮する必要があります。常に適切なリスク管理を行い、急激な市場変動に備えてください。
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