通貨ペアの注目点
- 英国(イングランド銀行金融政策委員会(MPC)議事録公表)
- 米国(パウエルFRB議長講演)
- 欧州連合(EU)と英国の北アイルランド問題に関する協議進展状況
- ウクライナ情勢
- 米金利上昇と英国経済への懸念からポンド売り圧力
4時間足分析
トレンド分析
現在のポンド/米ドル(GBP/USD)は、下降トレンドにあります。直近の高値と安値はそれぞれ1.27079と1.25199で、これらの値は前日の高値・安値と一致しています。上昇トレンドラインで反発をみせているものの、価格は中期及び長期の移動平均線(MA)を下回っています。
移動平均線分析
短期5EMA(1.25500)、中期25EMA(1.26108)、長期75EMA(1.26298)の並びで明確な下降トレンドが示されています。短期MAが最も低く、長期MAが最も高い位置にあることを示しており、短期的には下降の勢いが強いが、価格が移動平均から乖離していることから中期MAまでのリトレースメントが近いことを示唆しています。
総合分析
チャートと移動平均線から、現在ポンド/米ドル(GBP/USD)は弱気の市場状態にあると評価されます。価格が短期、中期、長期のMAを下回っており、下降トレンドラインに従って動いています。ただし、短期と中期のMAが乖離していること、トレンドラインと水平ラインでサポートを受けていることから短期的な上昇が期待できる可能性があります。
価格目途
現在の価格アクションとMAの位置を考慮すると、1.25199の直近安値は重要なサポートレベルとなります。このレベルを下回ると、更なる下降が見込まれます。一方、1.26108〜1.26298の領域は、中期から長期のMAが存在するため、強い抵抗となり得ます。
まとめ
ポンド/米ドル(GBP/USD)の現状は弱気の傾向を示しており、短期的なトレード戦略では、サポートレベルの1.25199を綿密に監視し、このレベルでの反発またはトレンドラインブレイクに応じたポジション取りが考えられます。長期投資家は、中期〜長期MAが近いため、価格がこの領域での反応を示すかどうかを監視し、追加の買いポジションを検討するか、もしくは更なる下降を待つのが賢明です。常にリスク管理を忘れず、損失を限定するストップロスを設定することが重要です。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『ta-license.com』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。