ユーロ/円（EUR/JPY）チャート分析｜2024年06月19日

通貨ペアの注目点

• 主要国市場は米国が祝日のため、為替市場の動意は限定的
• 日米金利差の動向やリスク回避心理などを背景に、169円台前半から170円台前半で推移する可能性
• 米国市場は本日休場

4時間足分析

トレンド分析

現在ユーロ/円（EUR/JPY）は、上昇トレンドラインと下降トレンドラインの間での三角保ち合いが確認できます。この三角保ち合いは市場の方向性が決まるまでの調整局面を示唆しており、特定の価格帯での売買が活発であることを意味します。

移動平均分析

現在の価格は短期移動平均線（5EMA：169.481）を上回り、25EMAおよび75EMAとほぼ同じ位置にあります。これにより、短期的には強気の兆候が見られますが、中長期的には市場の方向性がまだ確定していないことがわかります。短期移動平均線は現在の価格を僅かに下回っており、直近の強気の動きをサポートしています。一方、中期移動平均線（25EMA：169.202）はやや低い位置にあり、過去数週間の間に市場が徐々に強気に転じていることを示しています。また、長期移動平均線（75EMA：169.233）が中期移動平均線とほぼ同じ位置にあることから、現在の市場は長期的には中立的な状況にあり、大きなトレンドの転換点にある可能性が示唆されます。

総合分析

現在の価格（169.643）は短期移動平均線（169.481）よりも上に位置しており、直近の短期的な上昇トレンドを反映しています。しかし、中期および長期移動平均線のほぼ一致は、市場がまだ方向性を見極めている段階にあることを示しています。三角保ち合い内での動きは、トレンドラインのいずれかをブレイクするまでは続く可能性が高いです。

価格目途

• サポートレベル：168.970（前日安値）、168.500（短期的なサポートゾーン）
• レジスタンスレベル：169.660（高値）、171.690（直近高値）

これらのレベルをブレイクすることで、次の市場の方向性が明確になるでしょう。特に三角保ち合いを上抜けした場合、強い上昇トレンドが期待されます。

まとめ

ユーロ/円（EUR/JPY）は現在、三角保ち合い内での動きを続けており、短期的には上昇の兆しを見せていますが、中長期的な方向性はまだ確定していません。投資家は、トレンドラインのブレイクを確認するまで慎重な取引を推奨します。サポートおよびレジスタンスレベルに注目し、ブレイクポイントでのエントリーを検討することが重要です。