通貨ペアの注目点
- 円高基調(日銀の金融緩和政策継続と米国景気減速懸念から、円高基調が継続)
- 指標発表(米国GDP(第2四半期)速報値など重要な経済指標発表控え)
- 日銀政策決定会(7月31日・8月1日に開催。金融緩和政策変更の可能性も視野に入り、市場注目)
4時間足分析
トレンド分析
現在米ドル/円(USD/JPY)は、6月下旬から7月初旬にかけて上昇トレンドが続いていましたが、7月の中旬以降、下降トレンドに転じています。特に7月10日以降、明確な下降トレンドが形成され、直近高値の157.615から下落が続いています。現在、下降トレンドラインに沿って価格が下落しており、トレンドは弱気傾向を示しています。
移動平均分析
現在、価格は全ての移動平均線の下に位置しており、強い売り圧力が存在することを示しています。短期移動平均線が中期および長期の移動平均線を下回っており、これは強い下降トレンドを示唆しています。また、中期移動平均線も長期移動平均線を下回っており、全体的な市場の弱さを裏付けています。
総合分析
現在の市場状況は明確に弱気です。6月末から7月初旬の上昇トレンドから転じ、7月10日以降の下降トレンドが続いています。価格が全ての移動平均線を下回っていることから、さらなる下落が予想されます。特に、短期移動平均線が中期および長期の移動平均線を下回っていることは、短期的な売り圧力の強さを示しています。
価格目途
現在の価格(154.728)は、直近安値の154.292に近づいており、このレベルを下抜けるとさらなる下落が予想されます。一方、反発が起きた場合、短期的なレジスタンスは155.140の短期移動平均線付近に設定されます。中期的なレジスタンスは156.397の中期移動平均線、長期的なレジスタンスは157.810の長期移動平均線付近となります。
まとめ
米ドル/円(USD/JPY)は現在、弱気トレンドが継続する可能性が高いと判断されます。投資家は、価格が直近安値を下抜けるかどうかを注視し、短期的な反発が起きた場合には、移動平均線付近でのレジスタンスに注意することが重要です。現在の市場状況を考慮すると、売りポジションを維持するか、新たに売りポジションを構築する戦略が有効と考えられます。
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