通貨ペアの注目点
- 英国の7月GDP統計が予想を下回り、横ばいとなったことによる影響
- 米国の8月消費者物価指数(CPI)の発表結果と、それに対する市場の反応
- 日銀の中川審議委員の発言による円相場への影響
- 英国の7月鉱工業生産や貿易収支の悪化を受けたポンドの動き
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、下降トレンドが優勢となっています。チャートには下降トレンドラインが示されており、価格はこのラインに沿って推移しています。さらに、直近高値(193.490)からの大幅な下落後、直近安値(180.189)まで下降し、その後は反発していますが、依然として下値圧力が強い状態です。
移動平均分析
- 短期移動平均線(5EMA):185.907
- 中期移動平均線(25EMA):186.625
- 長期移動平均線(75EMA):188.436
現在、価格は短期移動平均線(185.907)を僅かに上回る水準にありますが、中期・長期の移動平均線は上に位置しており、依然として全体的な下降トレンドを示唆しています。このことから、短期的には小幅な上昇が見られる可能性があるものの、中期的には依然として下降トレンドが継続する可能性が高いと言えます。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は下降トレンドラインに抑えられ、移動平均線も下向きの形状を示しています。このことから、価格が再び下落に転じるリスクが高いと考えられます。特に、短期移動平均線を割り込む場合、さらなる下落が加速する可能性があります。反対に、もし価格が中期移動平均線(186.625)を突破し、長期移動平均線(188.436)に近づく場合、下降トレンドが弱まり反発の兆しが見られる可能性もあります。
価格目途
- レジスタンス(抵抗線):188.436(長期移動平均線付近)、193.490(直近高値)
- サポート(支持線):185.433(本日の安値)、180.189(直近安値)
現在の下降トレンドを考慮すると、短期的には185.433のサポートを目指す展開が予想されます。ただし、この水準を割り込むと、次の大きなサポートである180.189を試す動きが想定されます。一方で、上昇した場合は、まず186.625(中期移動平均線)を突破するかどうかがポイントとなり、次に188.436(長期移動平均線)付近のレジスタンスが意識されます。
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、短期的な反発が見られるものの、全体的な下降トレンドの中にあります。短期的な反発を狙ったエントリーも可能ですが、移動平均線の動向を注視しつつ、慎重なポジション管理が求められます。特に、186.625や188.436といった重要なレジスタンス水準を上抜けするかどうかが、今後のトレンド転換の鍵となるでしょう。
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