通貨ペアの注目点
- 円高傾向が続いており、ユーロ円は下落圧力を受けている
- 15:00(英国時間)に発表される9月消費者物価指数(CPI)の影響に注意
- 27:40(ユーロ時間)のラガルドECB総裁の発言に市場が反応する可能性
- ユーロ/円は162円付近でのレンジ相場が続く可能性があるが、ユーロ/米ドルの動向次第で下落リスクもある
4時間足分析
トレンド分析
現在ユーロ/円(EUR/JPY)は、上昇トレンドライン2本によって支えられており、依然として上昇傾向が続いていることがわかります。しかし、価格は短期の押し戻しによって調整が入っている状況です。直近の高値(163.604)から現在の価格(162.581)までやや下落していますが、トレンドラインに沿った上昇の余地はまだ残っていると言えます。
移動平均分析
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短期移動平均線(5EMA):162.525
現在の価格は短期移動平均線(赤色ライン)のやや上に位置しており、短期的には支持を受けていることがわかります。 -
中期移動平均線(25EMA):162.778
中期移動平均線(黄色ライン)は価格に対する上値抵抗として機能しており、現在価格はこれを下回っている状態です。これにより、短期的な上昇が限定的になる可能性があります。 -
長期移動平均線(75EMA):162.154
長期移動平均線(青色ライン)は依然としてサポートとして機能しており、価格が大きく下がる可能性は現段階では低いと見られます。
総合分析
現在のユーロ/円(EUR/JPY)は、上昇トレンドを維持しているものの、短期的には中期移動平均線に押し戻される形で横ばいまたは軽度の調整が続く可能性があります。短期的なサポートとしては162.525(5EMA)があり、このラインを明確に割り込むと、さらに162.154(75EMA)付近までの下落が予想されます。
価格目途
- サポートレベル:162.525(短期移動平均線)、162.154(長期移動平均線)
- レジスタンスレベル:162.778(中期移動平均線)、163.604(直近高値)
短期的な価格の変動に注視しながら、これらのサポートとレジスタンスレベルに従って、取引を検討するのが賢明です。
まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、上昇トレンドを維持しているものの、短期的には162.778のレジスタンスラインにより上昇が抑えられている状態です。短期的には調整が入りやすい状況であるため、価格が162.525を維持できるかが重要なポイントです。長期的には162.154を割らない限り、上昇トレンドが維持されると考えられるため、押し目買いの戦略が有効であると予想されます。
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