通貨ペアの注目点
- 英国と日本の金融政策の違いがポンド円の動向に影響
- 英国のインフレ率や経済指標がポンドの強弱に直結
- 日本の金融政策や円安への警戒感が円の動向に影響
- 米ドルの動向がクロス円全般に影響を与えており、ポンド円も例外ではない
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、下降トレンド内で推移しており、2本の下降トレンドライン(マイナートレンドライン)によってその傾向が強調されています。直近の高値197.813を起点に売り圧力が増加し、現在の直近安値192.545を記録しました。これにより、高値と安値が切り下がる形が確認されており、明確な下降トレンドが形成されています。
短期的には、売り優勢の相場ですが、192.545付近で一時的な反発の兆しも見られます。
移動平均分析
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短期移動平均線(5EMA:赤色): 193.522
現在の価格(193.525)は短期移動平均線に接近しており、短期的なモメンタムが弱まっている状況を示唆しています。 -
中期移動平均線(25EMA:黄色): 194.355
中期移動平均線は現在の価格を上回っており、これが抵抗帯として機能している可能性があります。上値余地を制限する要因となっています。 -
長期移動平均線(75EMA:青色): 195.640
長期移動平均線はさらに上に位置しており、下降トレンドの大局観を裏付けています。
移動平均線全体が下降傾向を示しており、短期的にも中期的にも売り圧力が優勢であることを示唆しています。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は下降トレンドが強く、トレンドラインに沿った戻り売りのシナリオが優勢となっており、 全ての移動平均線が価格を上回っています。
現在の下降トレンドに沿った動きを示唆しており短期的な価格反発が見られる場合でも、194.000-194.500のゾーンは強い抵抗帯になると考えられます。
価格目途
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上値目途:
- 第一抵抗: 193.950(短期移動平均線付近)
- 第二抵抗: 194.355(中期移動平均線および前日高値194.634付近)
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下値目途:
- 第一支持: 192.545(直近安値)
- 第二支持: 190.800(心理的節目およびさらなる下値目途)
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、下降トレンド内で推移しており、戻り売りの戦略が有効と考えられます。短期的な反発が発生する可能性はありますが、194.000-194.500付近で売り圧力が強まる可能性が高いです。特に192.545を下抜ける場合、さらなる下落が進行する可能性があり、190.800付近までの下値目途が視野に入ります。
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