通貨ペアの注目点
- 米11月PCE(個人消費支出)デフレーター発表に注目
- 日銀の追加利上げに対する慎重な姿勢がドル円を下支え
- クリスマス休暇に向けて市場参加者減少、動意に乏しい展開の可能性
- 米経済指標(11月個人所得・支出、11月耐久財受注、11月新築住宅販売件数)に注目
- 為替介入への警戒感から口先介入の可能性
4時間足分析
トレンド分析
現在米ドル/円(USD/JPY)は、全体的な上昇トレンドを維持しています。特に、チャート上には3本の上昇トレンドライン(マイナートレンドライン)が明確に確認でき、これらが下落局面でのサポート役を果たしています。
価格は前日終値の157.462を下回り、現在は156.695で推移しており、短期的な調整が見られます。ただし、156.695は最も近い上昇トレンドライン(トレンドライン1)に接近しており、このラインが短期的な押し目買いポイントとして機能する可能性があります。
また、全体的なトレンドを支える中期および長期の移動平均線(155.348と153.596)が上昇を続けているため、トレンドの基調は依然として強気と判断されます。一時的な調整を経た後、直近高値の157.931を再び試す動きが期待される状況です。
このように、トレンドは短期的な調整局面を挟みながらも、上昇基調が続いていると考えられます。
移動平均分析
- 短期移動平均線(5EMA):156.820
価格は現在、短期移動平均線を下回って推移しており、一時的な調整フェーズに入っています。 - 中期移動平均線(25EMA):155.348
中期移動平均線は堅調に上昇しており、上昇トレンドを支える重要な支持線です。 - 長期移動平均線(75EMA):153.596
長期的なサポートとして機能し、全体的な強気トレンドを確認できます。
現在の価格が短期移動平均線をわずかに下回っているものの、中期移動平均線および長期移動平均線は引き続き上昇しているため、全体的なトレンドは依然として強気基調と判断されます。
総合分析
全体的な上昇トレンドを維持しているものの、直近高値157.931から調整局面に入っています。現在の価格は156.695付近で推移しており、短期移動平均線(156.820)をわずかに下回っていますが、複数の上昇トレンドラインと中・長期移動平均線(155.348および153.596)が堅調なサポートを提供しています。
短期的には、価格が156.820(短期移動平均線)を再び上抜けることで、上昇基調が再確認される可能性があります。この場合、直近高値157.931や158.500付近の心理的抵抗ラインを目指す動きが想定されます。一方で、現在の調整が続き、155.348(中期移動平均線)やトレンドラインを下回る場合、下落が加速し、長期移動平均線(153.596)付近までの値動きが予想されます。
総合的に見て、米ドル/円は短期的な押し目形成の段階にあるものの、中期および長期の上昇トレンドは崩れていないため、全体的には強気相場が継続していると判断されます。短期的な調整がサポートラインで止まる場合、押し目買いの好機となる可能性が高い状況です。
価格目途
- 上値目標:157.931(直近高値)および158.500(心理的抵抗ライン)
- 下値目途:155.348(中期移動平均線)および153.596(長期移動平均線)
まとめ
米ドル/円(USD/JPY)は短期的な調整が見られるものの、全体的な上昇トレンドは維持されています。短期のエントリーポイントは156.820(短期移動平均線)や上昇トレンドライン付近となり、目標値は直近高値の157.931を目指す戦略が有効です。一方、サポート割れの場合は155.348を次の重要な防衛ラインとし、慎重な取引を推奨します。
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