通貨ペアの注目点
- 日銀の利上げ警戒感から、ポンド円を含む主要通貨ペアの上値が重い展開
- 英国のインフレ指標であるCPIが反発し、ポンド円の動きに影響を与える可能性
- 2025年のポンド円は、政策金利の推移から円高方向に向かう可能性が示唆されている
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、下降トレンド内で推移しており、複数の下降トレンドラインが形成されています。
直近高値(192.219)をつけた後に反落し、現在189.280付近で推移しています。
また、188.803(直近安値)付近のサポートを試す展開となる可能性が高まっています。
移動平均線分析
- 短期移動平均線(赤):189.607(下降)
- 中期移動平均線(黄):190.673(横ばい→下降)
- 長期移動平均線(青):190.913(横ばい)
短期MAは下向きで、中期・長期MAを下回っています。
これにより、短期的な下降トレンドが継続していることが示唆されます。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は下降トレンドの中で推移しており、短期的には弱気の流れが継続している状況です。移動平均線の動きに注目すると、短期移動平均線(189.607)が下向きになっており、中期移動平均線(190.673)と長期移動平均線(190.913)も上値を抑える形となっています。これにより、短期的な戻り局面においても上値が重く、再び売り圧力が強まる可能性が高いことが示唆されます。
また、価格が下降トレンドラインの下で推移していることから、テクニカル的には売り優勢の相場環境が続いていると考えられます。現在の水準である189.280付近は、189.607(短期移動平均線)を下回っており、さらなる下落リスクが高まっている状態です。
今後の展開として、188.803の直近安値が重要なサポートとして機能する可能性があります。この水準を維持できれば一時的な反発も考えられますが、明確に割り込んだ場合は188.000を目指す展開になることが予想されます。一方で、もし190.673(中期移動平均線)や190.913(長期移動平均線)を上抜けるような動きが出た場合、下降トレンドの勢いが弱まり、短期的な上昇に転じる可能性もあります。
総合的に見ると、現在の相場は戻り売りが優勢な状況であり、短期的なサポートライン(188.803)を試す動きが継続する可能性が高いと考えられます。買いを検討する場合は、強いサポートが確認されるまでは慎重な姿勢が求められるでしょう。
価格目途
レジスタンス(上値目処)
- 190.673(中期移動平均線)
- 190.913(長期移動平均線)
- 192.219(直近高値・下降トレンドラインの上限付近)
サポート(下値目処)
- 188.803(直近安値・サポートライン)
- 188.000(心理的節目)
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、下降トレンド継続の可能性が高く、戻り売りが有効な局面と考えられます。
短期的には188.803のサポートを試す展開が想定されますが、この水準を下抜けると188.000を目指す可能性もあります。
一方、190.673や190.913を明確に上抜ける場合は、短期的なトレンド転換の可能性も視野に入るため注意が必要です。
戦略としては、戻り売りが優勢。ただし、サポート割れの動きには注意しつつ、短期的な反発も警戒する必要あり。
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