米ドル/円（USD/JPY）チャート分析｜2025年04月03日

通貨ペアの注目点

• ドル円は3週間ぶりの安値に下落
• トランプ関税の影響
• 米国債利回りの低下
• 株式市場の混乱
• ドル売り地合い継続

4時間足分析

トレンド分析

現在米ドル/円（USD/JPY）は、三角保ち合いの上昇トレンドライン（マイナートレンド）を明確に下方ブレイクしています。これは、市場がこれまでの調整フェーズから方向性を持って下落トレンドに転換したことを示唆します。

また、3月下旬の戻り高値（149.929）から大きく下落しており、売り圧力が急速に強まっている状況です。

移動平均分析

• 短期：147.147

• 中期：148.897

• 長期：149.369

3本すべてが下向きに傾き始めており、デッドクロスの兆候が現れています。これは、短期〜中期的に下降トレンド入りしていることを強く示唆します。

総合分析

現在の相場は

• トレンドラインのブレイク

• 移動平均線すべての下抜け

• 直近安値の更新（146.010）

これらの要素を総合すると、USD/JPYは現在明確な下落トレンドへと移行しています。トレンド転換点が視認できたため、新たな相場フェーズに入ったと判断できます。

価格目途

• サポートライン（下値目処）：
  
  　直近安値の146.010を明確にブレイクしたことで、次のサポートは145.00付近が意識される可能性が高い。

• レジスタンスライン（戻り目処）：
  
  　まずはブレイクポイントである147.00〜147.20、次に148.90〜149.30（中長期EMA）が戻り売りの候補。

まとめ

現在の米ドル/円（USD/JPY）は三角保ち合いの下方ブレイクをきっかけに下落トレンドへ突入。移動平均線の配置や直近のローソク足構成から見ても、今後は戻り売り戦略が有効と考えられます。短期的には145円台の下値模索が続く可能性があるため、売り目線での戦略構築が推奨されます。