通貨ペアの注目点
- 円売りが継続しており、クロス円全体が堅調な動き
- 直近のレンジは187円台前半から189円台後半までと、比較的広い値動きが見らる
- 円売りの背景には、東京市場で日米貿易協議に関し為替への具体的な言及がなかったことが影響
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、上昇トレンドライン(三角保ち合いの下支えライン)を下方ブレイクした後、リターンムーブの動きを見せています。これは、トレンドラインを一度割った後に、再度そのラインに接近する動きであり、ブレイクが本物であるかどうかを見極める局面にあります。
また、価格は現在下降マイナートレンドラインの影響下にあるように見え、三角保ち合いの下限を下抜けたことで、売り圧力が増している可能性があります。
移動平均線分析
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短期(5EMA):188.533
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中期(25EMA):188.518
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長期(75EMA):189.271
現在の価格(188.586)は、短期・中期EMA付近に位置し、長期EMA(189.271)は上にあり、レジスタンスとして機能しています。これは、短期的な戻りが続く中で、長期トレンドは下向きであることを示唆しています。
短期・中期EMAがほぼ同水準で横ばい推移している点からも、一時的なレンジまたは迷いの局面にあると考えられます。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は
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上昇トレンドラインを下方ブレイクした後のリターンムーブ
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長期EMAがレジスタンスとして機能している
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トレンドは下方向に変化しつつあるが、まだ完全な下降トレンドとは言い切れない
したがって、現在の局面は下落トレンドへの転換を試す過渡期であり、戻り売り戦略が優勢になる可能性があります。
価格目途
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レジスタンスライン:189.271(長期EMA)、189.656(直近高値)
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サポートライン:188.000付近(心理的節目)、186.392(直近安値)
戻り高値が189円を超えられない限り、再度186.50〜186.00付近への下落リスクが想定されます。
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、三角保ち合いの下方ブレイク後のリターンムーブ局面にあり、戻り売り圧力が強まる可能性があります。短期的には188.50〜189.00円付近での値動きを注視し、レジスタンスからの反落に備えた売り戦略が有効と考えられます。
ただし、189.656を明確に上抜けた場合は目線を切り替える必要があり、その際は短期的な上昇再開も視野に入ります。
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