通貨ペアの注目点
- 取引は横ばい圏で目立った値動きはなく、材料難の様相
- テクニカル面では、サポートラインが189.60円付近に設定されている
- 2025年に入ってからは円高傾向がやや優勢との見方もあり、今後の動向に注目
- ポンド円は過去5年以上上昇トレンドが続いていたが、現在は円高方向への調整局面かどうかが焦点
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、上昇トレンドライン(マイナートレンド)に支えられつつ、安値を切り上げながら推移しています。特に、直近の187.470円の安値を起点とした上昇トレンドラインが意識され、191円付近でのもみ合いが続いています。
ただし、上部には下降トレンドライン(マイナー)が控えており、191.7円〜192円付近での上値抵抗が意識される可能性があります。したがって、現状は「マイナー上昇トレンド内の調整局面」といえます。
移動平均線分析
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短期(5EMA): 191.016
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中期(25EMA): 190.612
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長期(75EMA): 189.853
現在の価格(終値191.008円)は、すべての移動平均線の上に位置しており、移動平均線がパーフェクトオーダーに近づいています。これは強い上昇バイアスを示唆していますが、5EMAが横ばいになりつつあり、やや短期的な調整の兆候も見られます。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は
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中期的には上昇トレンド継続中
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短期的には191.7円の直近高値をブレイクできるか否かが焦点
価格が191.7円を突破することで、下降トレンドラインの明確なブレイクアウトとなり、さらなる上昇(193円台)への動きが加速する可能性があります。反対に、190.6円(25EMA)や189.8円(75EMA)を明確に下抜けた場合は、再びレンジや下落に転じるリスクもあります。
価格目途
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レジスタンスライン: 191.70円、193.00円(下降トレンドライン上限)
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サポートライン: 190.60円(25EMA)、189.85円(75EMA)、189.00円(上昇トレンドライン)
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、マイナー上昇トレンド継続中であり、移動平均線の位置関係からも買い優勢の地合いです。ただし、191.7円の直近高値を超えられない限りは慎重な姿勢が必要です。今後は押し目買い戦略を軸とし、190.60円付近での反発確認後のエントリーや、191.70円ブレイク後の上昇追随が有効と考えられます。
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