通貨ペアの注目点

通貨ペアの注目点

 

  • 日銀が金利据え置き・経済見通し下方修正で円安進行、ユーロ円は上昇
  • ユーロ圏GDPが予想より良く、ユーロが強含み
  • テクニカル的には162円台後半が注目の水準
  • 今後も日銀とECBの金融政策が最大の注目点

4時間足分析

ユーロ円4時間足

レンド分析

現在ユーロ/円(EUR/JPY)は上昇トレンドライン(サポート)と下降トレンドライン(レジスタンス)による三角保ち合い(収束型)を上抜けた状況です。これはブレイクアウトの初動と見られ、短期的な上昇圧力の増加を示唆しています。

移動平均分析

  • 短期(5EMA):163.080(上向き)

  • 中期(25EMA):162.522(横ばい〜上向き)

  • 長期(75EMA):162.259(緩やかに上向き)

すべての移動平均線が現在の価格(163.576)より下に位置し、ゴールデンクロス的な配置が確認できます。これは上昇トレンドの形成初期段階を示唆しています。

総合分析

ユーロ/円(EUR/JPY)は、三角持ち合いを上抜けた後の初動上昇局面にあり、上値追いの展開が想定されます。

また、ローソク足も強い陽線で抜けており、短期筋の買いが流入している可能性があります。

価格目途

  • サポートレベル(押し目):163.080(短期EMA)、162.500(中期EMA)、162.000(心理的節目)

  • レジスタンスレベル:164.000(ラウンドナンバー)、164.300〜164.500(過去高値圏)

次のターゲットとして164.00〜164.50ゾーンの上値試しが意識されるでしょう。


 

まとめ

ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、テクニカル的なブレイクアウト直後の上昇局面にあり、短期的なロングポジションの構築が検討される局面です。押し目があれば買い増し戦略も有効と考えられますが、164円台では利確を検討するのが賢明です。なお、163.00を明確に割り込んだ場合はブレイク失敗とみなし、慎重な対応が必要です。

 

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