通貨ペアの注目点
- 米CPI下振れでユーロ高・円安が進行
- ECBは今後の利下げ観測が強まるも、ユーロ円への影響は限定的
4時間足分析
トレンド分析
現在ユーロ/円(EUR/JPY)は上昇トレンドライン(サポート)と下降トレンドライン(レジスタンス)に挟まれた「三角持ち合い」の上限をブレイクし、上方向への動きを見せました。この動きは短期的なブレイクアウトの兆候を示しており、上昇モメンタムの強まりを示唆しています。
移動平均分析
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短期移動平均線(5EMA:164.323)が現在価格のすぐ上に位置しており、わずかに頭を押さえる形。
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中期移動平均線(25EMA:164.123)は上昇中で、下値をサポートする形。
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長期移動平均線(75EMA:163.430)も上向きで、上昇トレンドの基調を維持。
現在価格(164.073)は短期線の直下にあるが、中期線と長期線の上に位置しており、総じて強気の地合いです。
総合分析
ユーロ/円(EUR/JPY)は、トレンドラインをブレイク後、一時的に直近高値の165.211に到達し、現在は押し目形成の局面と見られる。EMAの形状と傾きから中期的な上昇継続が見込まれ、調整は次の上昇波に向けたエントリーポイントとなる可能性が高いと考えられます。
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サポートレベル:
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164.123(中期EMA)
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163.430(長期EMAおよびトレンドライン)
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レジスタンスレベル:
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165.211(直近高値、上値の目途)
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ブレイク成功後は、166.00〜166.50が次のターゲットゾーンとなる可能性
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まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、上昇三角持ち合いを上抜けた強気パターンが確認されており、中期的な上昇継続が期待される状況です。現在は押し目を形成しており、164.00付近のサポートが維持されれば、再び165円台への回復・突破が視野に入ります。
投資戦略としては、164.00〜164.20での買いエントリーを検討し、163.40割れを損切りライン、165.20超えを第一目標、166円台を第二目標とする構えが有効です。
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