通貨ペアの注目点
- ユーロ圏の消費者信頼感指数が市場予想を上回るも、ユーロ円の反応は限定的
- ECBの追加利下げ観測が強まっている
4時間足分析
トレンド分析
現在ユーロ/円(EUR/JPY)は価格はこのトライアングルパターンの先端に位置しており、どちらにブレイクするかが今後の方向性を決定づける鍵となります。
また、動平均線はすべて下向きでデッドクロスを形成しており、下落バイアスがやや優勢です。
移動平均分析
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5EMA(短期):162.858(赤)
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25EMA(中期):162.980(黄)
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75EMA(長期):163.145(青)
現在価格(162.800)は、すべての移動平均線より下方に位置しており、テクニカル的には弱気バイアスがかかっています。
EMAの並びも短期 < 中期 < 長期 というデッドクロス状態を形成しており、戻り売り優勢の展開が想定されます。
総合分析
ユーロ/円(EUR/JPY)は、三角持ち合いの収束点にあり、上下どちらにもブレイクの可能性がある局面です。移動平均線はデッドクロスを示しており、下方向への警戒感がやや強い状況です。ブレイク方向に応じて迅速に対応する戦略が求められます。
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上方向ブレイクの場合:163.282(前日高値)、163.800、165.211(直近高値)がターゲット
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下方向ブレイクの場合:162.419(前日安値)、162.144(直近安値)、161.500付近が次のサポート
まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、トライアングルパターンの先端に位置しており、方向感に欠ける状況です。ただし、移動平均線の形状と位置関係からは下方向へのバイアスがやや強いと判断されます。
したがって、現時点では:
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戦略:様子見またはブレイクアウト戦略
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ブレイク方向に素直に追随するトレードが有効。
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特に162.140を明確に下抜けた場合は、加速的な下落の可能性に警戒。
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トレードに際しては、ブレイクの「だまし」リスクにも注意し、出来高やローソク足の確定を待ってからのエントリーが推奨されます。
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