通貨ペアの注目点
- テクニカル的に上昇トレンド継続
- 欧米株高・ドル円上昇も円安要因
- 今夜の米経済指標に注目
4時間足分析
トレンド分析
現在ユーロ/円(EUR/JPY)は上昇トレンドラインと下降トレンドラインで形成された収束型(トライアングル型)レンジの中で推移しています。これは、方向性の見極めが難しい局面にあることを示唆しています。
しかし直近の動きにおいては、直近高値163.810への接近と強い陽線の出現により、上方向へのブレイクの可能性が浮上しています。価格は現在このトライアングルの上限に接触しており、今後の動きがトレンドの決定に重要です。
移動平均分析
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短期移動平均線(5EMA):163.183
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中期移動平均線(25EMA):162.704
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長期移動平均線(75EMA):162.864
現在、短期MAが中期・長期MAを上抜けしており、全ての移動平均線が上向きに転じています。これは、短期的な上昇モメンタムの強まりを示しており、買いが優勢な状況です。
また、ローソク足が全ての移動平均線より上に位置しており、トレンドの転換点として信頼できるシグナルが出ています。
総合分析
ユーロ/円(EUR/JPY)は、短期的な上昇圧力が顕著であり、移動平均線の構造や価格の急騰から見て、買いが主導するフェーズに入った可能性が高いと判断されます。
ただし、上値には163.810付近のレジスタンスが控えており、ここを明確にブレイクできるかが今後の鍵となります。逆に、失敗した場合は再度162円台への押し戻しも考えられます。
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レジスタンスライン:163.810(直近高値)、164.500(下降トレンドライン上限付近)
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サポートライン:162.700(中期MA)、162.000(心理的節目)、161.000(直近安値)
まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、短期的な上昇バイアスが強い状況です。163.810の高値突破が成されれば、164.50〜165.00を目指す展開が期待されます。
一方で、このレベルでの反落には警戒が必要であり、押し目買い戦略が有効と考えられます。中期的には、162.700〜162.800付近が重要なサポートとなりそうです。
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