通貨ペアの注目点
- ユーロ円は163円台前半で推移し、底堅い動き
- 162.90円~163.21円のレンジで取引、上値を試す展開
- 163円台半ばと162円付近に厚い買い注文、162円台後半と165円付近に厚い売り注文が観測されている
- 今夜はECB政策金利発表とラガルド総裁会見が控え、要注目
4時間足分析
トレンド分析
現在ユーロ/円(EUR/JPY)は上昇トレンドライン(サポート)と下降トレンドライン(レジスタンス)に挟まれた三角持ち合い(収束型)の局面にあります。価格はこのレンジ内で推移しており、ブレイクアウトの兆候に注目が集まります。
移動平均分析
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短期移動平均線(赤/5EMA):163.418で、価格はやや上回る位置にあり、短期的にはやや上昇基調。
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中期移動平均線(黄/25EMA):163.437で、ローソク足はこの水準と交錯しており、方向感に乏しい。
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長期移動平均線(青/75EMA):163.284で、やや上向き傾向。価格はこれを上回っており、底堅さを示唆。
総じて、移動平均線は収束傾向にあり、エネルギーの蓄積を示しています。
総合分析
ユーロ/円(EUR/JPY)は、三角持ち合いの終盤に差し掛かっており、いずれかの方向へのブレイクが迫っていると考えられます。価格が上昇トレンドラインを維持している点では、上方向へのブレイクが意識されますが、下降トレンドラインに繰り返し抑えられているため、上値の重さも無視できません。
価格目途
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上値ターゲット(ブレイク時):164.50〜165.00付近(下降トレンドラインを超えた場合)
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下値サポート(割れた場合):162.80〜162.50(上昇トレンドラインを割れた場合の短期的押し目)
まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、トレンド転換の岐路に立っており、三角持ち合いのブレイクに備えた柔軟な対応が必要です。現時点ではニュートラルからやや強気寄りの地合いと考えられますが、明確な方向感を掴むためには、トレンドラインのブレイク確認が必須です。
投資戦略としては、ブレイクアウト後のフォローアップトレードを中心に構築することを推奨します。ブレイク前のポジション構築は、損切りラインの明確化が鍵となります。
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