通貨ペアの注目点
- 英中銀(BOE)の年内2回利下げ観測が強まっており、ポンドの上値を抑える要因に
- 日本銀行(BOJ)は金融引き締め方向との見方があり、日英の金融政策の方向性の違いがポンド円の重し
- 米トランプ大統領による新たな関税示唆や中東の地政学リスク(イラン核合意問題など)でリスク回避姿勢が強まり、円が買われやすい状況
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、上昇トレンドライン(マイナートレンド)に支えられたレンジ気味の上昇基調にあります。価格は直近で一時的に下降トレンドライン(マイナー)に接触しつつも、依然として上昇トレンドラインを維持しています。これは、買い圧力が下値を支えていることを示唆しています。
移動平均線分析
-
5EMA(短期):195.248 → 現在価格よりわずかに下
-
25EMA(中期):195.406 → 現在価格付近
-
75EMA(長期):194.843 → 現在価格より下
→ 短期・中期移動平均線が価格と交錯しており、方向感に欠ける状態です。
→ 一方、長期移動平均線は上向きで、緩やかな上昇トレンドを裏付けています。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)は上昇トレンドラインと75EMAに支えられる形で推移していますが、短期的には中期線と短期線がデッドクロス気味で、やや調整局面に入る可能性があります。ただし、トレンドライン下抜けが発生しない限り、押し目買いが機能する展開が継続する可能性が高いです。
価格目途
-
サポートゾーン
-
194.715(直近安値)
-
194.843(75EMA/長期線)
-
194.500付近(上昇トレンドライン)
-
-
レジスタンスゾーン
-
195.856(前日終値)
-
196.234(前日高値)
-
196.445(直近高値)
-
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、上昇トレンドラインを維持しつつも、短期的には調整を挟む可能性のある局面にあります。基本戦略は「押し目買い」が優位ですが、194.500割れの下抜けには要警戒です。短期的には195.40~196.00のレンジ内での値動きに注目し、ブレイクアウト時に次の方向性を確認するのが賢明です。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『ta-license.com』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。