通貨ペアの注目点
- 3月18・19日、日銀が金融政策決定会合を開催。
- 市場ではマイナス金利解除観測が強まっている。
- 解除決定の場合、円高方向へ。
- 同日、米連邦準備理事会も金融政策発表。
- 利上げ幅が市場予想を上回る場合、ドル高方向へ。
- 市場予想を上回る場合、ドル高方向へ。
- 欧州中央銀行(ECB)理事会開催。
- 政策変更に関する発言に注目。
4時間足分析
トレンド分析
現在の米ドル/円(USD/JPY)チャートは、2つの上昇トレンドライン(メジャートレンドラインとマイナートレンドライン)が示されており、全体的に上昇トレンドが継続していることを示唆しています。しかし、直近では長期移動平均線を下回っているため、強い上昇トレンドは一服している可能性があります。
移動平均線分析
短期(5EMA)、中期(25EMA)移動平均線はほぼ同一の水準であり、市場が一定のレンジ内で推移していることを示しています。長期(75EMA)移動平均線はこれらより高い水準にあり、短中期の平均値よりも高値圏での取引が継続していた時期を反映しています。長期線が短中期線より上にあることは、中長期的な上昇トレンドが継続しているものの、短期的には調整局面にあることを示唆しています。
総合分析
短中期移動平均線と長期移動平均線の位置関係から、市場が短期的なレンジを形成しつつあるものの、中長期的には上昇トレンドが健在であると考えられます。また、直近高値(146.474)と前日安値(146.621)のレベルを支持線として維持しており、これらが重要なサポートレベルとなる可能性が高いです。
価格目途
現在価格は短中期移動平均線の間での推移となっており、この間でのレンジを想定します。上方では、長期移動平均線の148.701が重要なレジスタンスとして機能し得ます。下方のサポートは直近高値146.474と前日安値146.621が重要となるでしょう。
まとめ
現在の米ドル/円(USD/JPY)は中長期的には上昇トレンドが継続しているものの、現時点では短期的な調整局面にあります。投資戦略としては、サポートレベル近辺での買いポジションの検討、または長期移動平均線近辺でのレジスタンス確認後の売りポジションの検討が適切かもしれません。いずれにせよ、トレンドラインのブレイクや移動平均線のクロスオーバーに注意を払い、それらが示唆する市場の変化に柔軟に対応することが重要です。
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