ユーロ/円（EUR/JPY）チャート分析｜2024年03月20日

通貨ペアの注目点

• 政策金利据え置き見込み（0.5％）
• 金融政策見通し、経済成長・物価動向への見解に注目
• 新規失業保険申請件数（労働市場の強さ指標）
• 耐久財受注（企業の設備投資意欲）
• 日経平均株価（リスク回避モードへの移行はユーロ円売り圧力）
• 米金利（上昇はユーロ円売り圧力）

4時間足分析

トレンド分析

現在のユーロ/円（EUR/JPY）は、上昇トレンドラインを形成しており、このトレンドラインはマイナートレンドラインとして機能しています。価格はこのトレンドラインをサポートとして反応しており、上向きの勢いを保っています。

移動平均線分析

短期移動平均線（5EMA）である164.276、中期移動平均線（25EMA）である163.061、そして長期移動平均線（75EMA）である162.371のすべての上に位置しています。これは強い上昇傾向を示唆しており、短期から長期にかけての価格動向が強気を維持していることを示しています。

総合分析

直近の価格アクションを見ると、始値163.884から高値164.741までの上昇が見られており、これは直近高値163.717を上回っていることから強気の継続を示しています。しかし、前日の高値163.993をわずかに上回っているものの、これが新たなレジスタンスとなる可能性があります。

価格目途

現在のところ、直近の高値164.741が短期のレジスタンスとなり得る一方で、サポートはマイナートレンドラインや短期移動平均線周辺、特に164.276が初めのサポートレベルと考えられます。これを下回ると、中期の移動平均線163.061や長期の移動平均線162.371が次のサポートレベルとして機能する可能性があります。

まとめ

現在のユーロ/円（EUR/JPY）の動きは強い上昇傾向を示しており、短期的なトレーディング戦略としては、サポートレベルでの押し目買いやマイナートレンドラインの追随を検討するのが適切かもしれません。長期投資家は移動平均線を用いたトレンドの継続を見極めつつ、調整や押し目買いの機会をうかがうべきでしょう。ただし、価格が直近の高値を超えて確定するまでは、慎重な姿勢を保つことが重要です。また、価格が上昇トレンドラインを下回るような場合は、トレンドの転換に備えた戦略を立てるべきです。