通貨ペアの注目点

通貨ペアの注目点

 

  • 上昇基調の維持( 移動平均線が上昇基調を維持)
  • 152円を前に伸び悩む(ドル/円は、為替介入への警戒感から152円を前に伸び悩む)
  • 経済指標の影響(米2月JOLTS求人件数の発表に注目が集まっている)
  • ドル買い・円売りの動き(原油高を意識したドル買い・円売りが観測されており、ドルは底堅く推移)

4時間足分析

米ドル円4時間足

トレンド分析

現在の米ドル/円(USD/JPY)は、上昇中の保ち合い相場であり、トレンドライン(マイナートレンドライン)は上向きとなっています。直近の最高値は151.972で、これが短期的なレジスタンスとなる可能性があります。また、直近最安値146.474は、強力なサポートと見ることができ、価格はこのレベルから明確に反発しています。

移動平均線分析

短期(5EMA)は151.667、中期(25EMA)は151.480、長期(75EMA)は150.923です。短期EMAは中期EMAを上回っており、さらに長期EMAも上回っています。これは、強い上昇トレンドを示していますが、移動平均線が接近しているため、短期的な調整が発生する可能性を示唆しています。

総合分析

移動平均線とトレンドラインが示すように、現在のところ強い上昇トレンドが継続しています。しかし、価格は最高値151.972付近で抵抗を受けており、小さなレンジ内での取引が続いています。これは潜在的なブレイクアウトまたは反落の前触れである可能性があります。

価格目途

上昇トレンドを維持するためには、151.972の最高値を超えてクローズする必要があります。このレベルを超えれば、更なる上昇が期待できます。逆に、151.480の中期EMAや150.923の長期EMAを下回ると、下降トレンドに転じる兆しと見ることができ、この場合、次のサポートレベルは直近最安値の146.474になるでしょう。

まとめ

現時点で米ドル/円(USD/JPY)は上昇トレンドを示していますが、最高値付近での保ち合いが続いているため、方向性が決まる新たな動きに注目が必要です。トレンドの継続を見込む投資家は151.972を超えるブレイクアウトを待ち、逆に保守的な投資家は、移動平均線を下回るポイントでのポジション調整を検討するかもしれません。常にリスク管理を念頭に置き、逆転の兆候には注意深く対応してください。

 

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