米ドル/円（USD/JPY）チャート分析｜2024年05月13日

通貨ペアの注目点

• 156円、157円がレジスタンス（介入後の戻り高値と半値戻しが重なり、突破は困難）
• 介入は時間稼ぎ（根本的な解決策ではなく、いずれは再び円安圧力が高まる）
• 160円超えは今後は見込みにくい（短期的な円高の可能性はあるものの、160円を超えるのは難しい）
• 米CPI悪化で介入なしでも下落の可能性（インフレ指標次第では、介入なしでも円高方向へ）
• FRB関係者の発言（ジェファーソン副議長、メスター地区連銀総裁の発言が注目、利下げ慎重姿勢ならドル買い）

4時間足分析

トレンド分析

現在米ドル/円（USD/JPY）は、直近の高値160.284円から安値151.866円へと大きく下落後、現在は155円台で推移しています。この価格帯では上昇トレンドラインがサポートとして機能しており、方向感を探る展開が続いています。

移動平均線分析

全体として短期、中期、長期の順で明確に上昇しているわけではなく、緩やかに上向き傾向をみせている状態です。これは短期的な価格の上昇が中期、長期のトレンドに沿って進んでいることを示しています。特に、短期移動平均線が他の2つの移動平均線より上に位置することは、一定の強さを市場が保っていることを示唆しています。

総合分析

価格目途

• サポートレベル: 155.198円（長期移動平均線）
• レジスタンスレベル: 155.965円（最近の高値）

これらのレベルを維持する限り、市場はこれらの範囲内での取引が予想されます。ブレイクアウトが発生した場合、新たなサポートまたはレジスタンスとして機能する新しい価格帯が設定される可能性があります。

まとめ

米ドル/円（USD/JPY）は、横ばい状態にありながらも、短期的な上昇の可能性を秘めています。投資家は現在の移動平均線とトレンドラインを考慮に入れつつ、市場のさらなる動向を注視することが重要です。サポートとレジスタンスのレベルを確認しながら、適切なポジション取りを行うことが推奨されます。