ユーロ/円（EUR/JPY）チャート分析｜2024年06月10日

通貨ペアの注目点

• 米長期金利動向（ユーロ円相場に影響）
• 米金利動向（FOMC議事録公表控え、様子見ムード）
• 円相場（日銀金融政策決定会合控え、慎重な取引）

4時間足分析

トレンド分析

現在ユーロ/円（EUR/JPY）は、全体的に上昇トレンドが確認できますが、直近では方向感を探る展開となっています。上昇トレンドラインがマイナートレンドラインとして機能しており、価格がこのトレンドラインに支えられている状況です。

移動平均分析

現在、価格は短期移動平均線の下に位置しており、また中期および長期移動平均線も下回っています。これは短期的には弱気のシグナルと捉えることができます。しかし、全体的な上昇トレンドラインが維持されているため、さらなる下落が続くかどうかを慎重に見極める必要があります。

総合分析

ユーロ/円（EUR/JPY）は一時的な調整局面にあると考えられます。短期的には弱気の兆候が見られるものの、上昇トレンドラインがサポートとして機能しているため、重要なサポートレベル（168.074）が維持されるかが鍵となります。このレベルを下回ると、さらなる下落が予想されますが、反発する場合は再度上昇トレンドを継続する可能性があります。

価格目途

• サポートレベル：168.074
• レジスタンスレベル：169.540（長期移動平均線）

短期的なターゲット価格は、168.869（短期移動平均線）と169.373（中期移動平均線）です。これらのレベルを突破できれば、上昇トレンドの継続が期待されます。

まとめ

ユーロ/円（EUR/JPY）は現在、方向感を探る展開にあります。短期的な調整局面が見られるため、重要なサポートレベル（168.074）を注視する必要があります。このレベルを維持できるかどうかが、今後の価格動向を左右する重要なポイントとなります。投資家は短期的な弱気シグナルに注意しつつ、上昇トレンドラインと主要なサポート・レジスタンスレベルに基づいて取引戦略を立てることが推奨されます。