ユーロ/円（EUR/JPY）チャート分析｜2024年08月06日

通貨ペアの注目点

• 株式市場の動向（日経平均株価の大幅下落など）
• 米国の金融政策（米国債利回りの動きや、米国の金融政策に関する発言）
• 米国の経済指標（米ISM非製造業景況指数など）

4時間足分析

トレンド分析

現在ユーロ/円（EUR/JPY）は、直近で明確な下降トレンドを形成しており、価格は直近高値の167.955円から直近安値の154.497円まで下落しました。価格は短期的な反発局面にあり、158.402円で取引されています。

移動平均分析

• 短期移動平均線（5EMA）: 158.510円付近
• 中期移動平均線（25EMA）: 160.124円付近
• 長期移動平均線（75EMA）: 164.260円付近

現在の価格は、短期移動平均線とほぼ同じ位置にあり、中期および長期移動平均線はそれより上方に位置しています。この配置は、全体としての下落トレンドの継続を示唆しています。

総合分析

チャート上の下降トレンドラインと移動平均線の配置から、ユーロ/円（EUR/JPY）は全体的に弱気な傾向が続いていることが示唆されています。特に、長期移動平均線（164.260円）は現在の価格から大きく乖離しており、強力なレジスタンスとして機能しています。また、短期的には価格が短期移動平均線付近で推移しており、一時的な反発が見られる可能性があります。

価格目途

主なレジスタンスレベルは160.034円（前日高値）と中期移動平均線付近の160.124円、さらに長期移動平均線付近の164.260円にあります。これらのレベルは、価格の上昇が一時的に止まり、反転する可能性が高いポイントです。

一方、サポートレベルとしては直近安値の154.497円が挙げられます。このレベルは、価格が下落する際の下値支持線となり得るポイントであり、これを下回るとさらに下落する可能性があります。

これらのレベルは、投資家がポジションを取る際に注意すべき重要な価格目途となります。

まとめ

現時点では、ユーロ/円（EUR/JPY）は全体的な下降トレンド内での一時的な反発を見せているものの、中期的な弱気トレンドが依然として有効です。価格が短期移動平均線を上抜けして中期移動平均線に接近する場合、160.124円付近でのレジスタンスに注意が必要です。また、価格が154.497円を下抜けると、さらなる下落が予想されます。従って、トレンドに逆らわず、レジスタンスレベルでの売りを検討するのが望ましいでしょう。

今後のトレードにおいては、上述の価格目途に注意しつつ、リスク管理を徹底することが重要です。