通貨ペアの注目点
- ECBの金融政策の影響が継続
- 円独歩高の流れが加速するか注視
- 米ドル/円の動向に連動する可能性
- 経済指標が少ない中、ファンダメンタルズよりも他通貨の動きに影響される可能性
4時間足分析
トレンド分析
現在ユーロ/円(EUR/JPY)は、下降トレンドが継続しています。価格は複数の下降トレンドラインに沿って下落しており、直近の高値162.90から下値を試している状態です。現在、価格は155.841付近で推移し、サポートライン(約154.497)に接近しています。
上昇トレンドラインは依然として有効であり、154.497付近での反発が期待されるポイントですが、直近の下降トレンドの勢いが強いため、反発が不十分な場合、さらなる下落リスクも考慮する必要があります。
移動平均分析
- 短期移動平均線(5EMA): 155.827
- 中期移動平均線(25EMA): 156.611
- 長期移動平均線(75EMA): 158.265
現在、価格は短期移動平均線を若干下回っており、これが抵抗線として機能しています。中期移動平均線と長期移動平均線の間に大きな乖離が見られ、長期の下降傾向が顕著です。これにより、短期的な反発の可能性がある一方、上昇が続かない限りは全体的な弱気トレンドが継続する見込みです。
総合分析
現在のユーロ/円(EUR/JPY)は、下降トレンドが顕著であり、短期的には下値を試す動きが続いています。短期移動平均線(155.827)を明確に上抜けない限り、弱気トレンドは維持される可能性が高いです。一方で、154.497付近のサポートでの反発が確認された場合、短期的な買いのチャンスとなるかもしれません。
価格目途
- サポートライン: 154.497
- レジスタンスライン: 156.611(中期移動平均線付近)
現在のサポートライン154.497を割り込むと、次の下落目標は153.00付近が考えられます。一方、短期移動平均線を突破し、中期移動平均線を上抜けた場合、156.611以上への上昇が期待されます。
まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は現在、依然として弱気トレンド内にあり、短期的な反発の兆候はあるものの、大きな上昇が見られるには、156.611(中期移動平均線)を超える必要があります。投資家は、短期的な反発を狙いつつも、サポートライン割れによるさらなる下落リスクに備える戦略が求められます。
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