ポンド/円（GBP/JPY）チャート分析｜2024年09月17日

通貨ペアの注目点

• 米大幅利下げ観測の強まりを受けて円高傾向
• 英中銀の9月利下げ期待が高まる可能性に注目
• 日銀の金融政策決定会合の結果が大きな影響を与える可能性

4時間足分析

トレンド分析

現在ポンド円（GBP/JPY）は、全体的に下降トレンドにあり、チャート上の下降トレンドラインに沿って価格が推移しています。直近では185円台後半での小幅な反発が見られ、安値圏から回復を試みている状況です。重要な直近安値は183.734円で、ここが短期的なサポートラインとして機能しています。一方、193.490円が主要なレジスタンスレベルとして存在し、これを突破するには更なる強気の材料が必要です。

移動平均分析

• 短期移動平均線（5EMA）：185.710円

現在の価格に非常に近く、短期的にはレンジ相場の兆しを見せています。現在の小幅な反発は、この線を一時的に突破していますが、持続性は不透明です。

• 中期移動平均線（25EMA）：185.664円

中期的なトレンドもほぼフラットであり、明確な方向性は示されていません。ただし、価格がこれを下回っているため、短期的な戻り売り圧力がかかりやすい状況です。

• 長期移動平均線（75EMA）：187.216円

長期的には下向きのトレンドが続いており、このラインが強力なレジスタンスとして機能しています。現在の価格から見ると、このラインまでの距離があるため、上昇する余地はありますが、突破は難しい可能性が高いです。

総合分析

現在、ポンド円（GBP/JPY）は短期的にはやや回復傾向を見せていますが、長期的な下降トレンドが続いています。移動平均線の配置からもわかるように、短期的な反発は限定的であり、主要なサポートラインやレジスタンスラインの間でのレンジ相場が続く可能性があります。特に、187円付近の長期移動平均線が強力な抵抗帯として作用するため、このラインを突破できるかどうかが今後のカギとなります。

価格目途

• サポートライン: 183.734円（直近安値）
• レジスタンスライン: 187.216円（長期移動平均線）、193.490円（直近高値）

サポートラインは183.734円（直近安値）で、ここが短期的な下値支持帯として機能しています。一方、レジスタンスラインは187.216円（長期移動平均線）と193.490円（直近高値）に設定されており、これらの水準が上昇局面での重要な抵抗帯となるでしょう。

まとめ

現在のポンド/円（GBP/JPY）は現在、短期的な反発を試みつつも長期的な下降トレンドの中にあります。短期的な投資家にとっては、185円台前半のサポートが有効かどうかを見極めることが重要です。一方で、中長期的な上昇を見込むには187円台を明確に上抜ける必要があるため、慎重な姿勢が求められます。