通貨ペアの注目点
- 日銀の利上げ観測が強まっており、円買いの余地が縮小している
- 1月の月間予想では、最高209.41円、最低202.96円、月末206.32円と予測されている
- 英国の経済指標が冴えない状況にあり、ポンドの上値を抑える要因となっている
- 2025年の英中銀(BOE)の利下げ幅は0.60%ポイント程度と予想されている
4時間足分析
トレンド分析
現在ポンド円(GBP/JPY)は、下降トレンドの中で推移しており、下降トレンドラインが有効なレジスタンスとして機能しています。一方で、直近安値(189.342)付近でサポートを試す動きが見られ、短期的には調整の兆候も考えられます。
加えて、チャートには上昇トレンドライン(マイナートレンド)が存在し、価格はこのライン付近で反発を試みている様子が見られます。現在のレンジは189.300~193.000の間で推移しており、ブレイクアウトが次の方向性を決定づける可能性があります。
移動平均分析
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短期移動平均線(5EMA):190.022
現在の価格(189.713)は短期EMAを下回っており、弱気のトレンドが続いています。ただし、価格は短期EMA付近での攻防が見られるため、一時的な反発の可能性もあります。 -
中期移動平均線(25EMA):191.260
中期EMAも下回っており、売り圧力が中期的に優勢であることを示唆しています。 -
長期移動平均線(75EMA):193.318
長期EMAが直近高値(193.095)と一致する位置にあり、ここが非常に強いレジスタンスゾーンとして機能しています。
現在の価格は全てのEMAを下回っているため、下降トレンドが支配的といえます。
総合分析
現在、ポンド円(GBP/JPY)はポンド円は現在、短期的な反発の兆候が見られるものの、全体的には弱気相場が継続しています。特に189.342を明確に下抜けた場合は、さらなる下落が進む可能性が高いです。一方で、この価格帯がサポートとして機能した場合、190.500~191.000への短期的な反発が考えられます。
価格目途
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レジスタンスレベル
- 短期:190.500
- 中期:191.500(中期EMA付近)
- 長期:193.300(長期EMA・直近高値付近)
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サポートレベル
- 短期:189.300(直近安値付近)
- 中期:188.500(重要な心理的節目)
まとめ
現在のポンド/円(GBP/JPY)は現在、現在の市場環境では、ポンド円は下降トレンド内で推移しており、サポート(189.300付近)とレジスタンス(193.300付近)の間でのレンジ相場が続く可能性があります。短期的には189.300のサポートを試す展開が予想され、これを下抜けた場合はさらなる下落が懸念されます。一方、190.500を上抜けた場合は、反発の勢いが強まる可能性があるため、短期的な買いポジションも検討される余地があります。
推奨戦略
- サポート(189.300)付近での反発を確認した場合、短期買いポジションを検討。ただし、190.500付近で利益確定。
- 189.300を明確に下抜けた場合、売りポジションを検討。目標価格は188.500付近。
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