通貨ペアの注目点
- 米FOMCは政策金利を4.25~4.50%で据え置き、早期利下げに慎重姿勢を維持
- 米10年債利回りの上昇が一服し、145円手前でやや上値が重い展開
- 市場は米中通商協議やパウエルFRB議長の発言内容も注視
4時間足分析
トレンド分析
現在米ドル/円(USD/JPY)は、短期的な上昇トレンドの中にあります。チャート上では、4月24日を起点としたマイナーな上昇トレンドラインに沿って価格が切り上がっており、直近では145円台まで上昇しました。
ただし、中長期的には下降トレンドライン(上値抵抗)に依然として抑えられている形となっており、146円台付近に強いレジスタンスが確認されています。
移動平均分析
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短期(5EMA:赤):144.295
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中期(25EMA:黄):143.796
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長期(75EMA:青):143.618
現在、短期>中期>長期の順で移動平均線が並んでおり、これはテクニカル的にゴールデンクロスの形成を示唆しています。価格はこれらすべての移動平均線を上回っており、短期的な上昇圧力が強い状態と判断できます。
総合分析
現在の相場は上昇トレンドラインに支えられながら、価格は143円台前半〜中盤を支持帯とし、反発。直近では145.337円の高値をつけ、再び145円台を試す動きが出ています。
ただし、下降トレンドラインの上値抵抗が146円付近に位置しており、そこを明確にブレイクしない限り、本格的なトレンド転換とは見なしづらい状況です。
価格目途
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上値目途(レジスタンス):
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145.30(直近高値)
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146.00(下降トレンドライン接触点)
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147.80〜148.00(中期の節目)
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下値目途(サポート):
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143.80〜144.00(25EMA+直近サポート帯)
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143.00(75EMA+上昇トレンドライン)
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142.30(直近安値)
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まとめ
現在の米ドル/円(USD/JPY)は短期的な買い優勢局面にありますが、中長期的な下降トレンドの枠内にとどまっているため、145.30〜146円台での値動きには警戒が必要です。短期トレーダーは押し目買い戦略が有効と見られますが、146円台のブレイク確認後には、中長期的なロング戦略への転換も視野に入る局面です。
保守的な投資家は、146円突破後の押し目まで待機する戦略も一案です。
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