通貨ペアの注目点
- 夜間に下落
- 日中は限定的な動きで横ばい
- 夕方にドイツ・フランスのユーロ圏PMIデータ発表
- ユーロ圏HICP速報値(3月、年率+2.6%予想(4月11日発表))
- 政策金利(大幅な低下によるユーロ売り円買いは低い)
- 2024年中に複数回の利上げ、165.35円まで上昇予想
4時間足分析
トレンド分析
現在のユーロ/円(EUR/JPY)は、上昇トレンドライン(マイナートレンドライン)と下降トレンドライン(メジャートレンドライン)によって形成される三角持ち合いパターンを示していましたが、最近、下降トレンドラインがブレイクされ、さらなる上昇トレンド継続の動きになるかに注目が集まっています。
移動平均線分析
短期(5EMA)、中期(25EMA)、長期(75EMA)の移動平均線は非常に近接しており、一つの点で交差しています。これは市場の意見が分かれていることを示しています。短期移動平均線が他の2つの平均線を上回っており、短期的な上昇傾向があることを示しています。
総合分析
三角持ち合いのブレイクアウトと移動平均線のポジティブな交差は、中期的に上昇トレンドへの転換を示唆していますが、直近の最高値(165.352)を超えるにはさらなる上昇が必要です。逆に、直近の最安値(160.215)に近づくことは、下降トレンドの再開を示す可能性があります。
価格目途
短期的なサポートレベルは前日安値の162.610にあり、レジスタンスレベルは直近の高値163.749に位置しています。このレンジを超える動きが確認されれば、新たな価格目標を設定することが可能です。
まとめ
ユーロ/円(EUR/JPY)は上昇トレンドにあるものの、市場の意見が一致していない状況です。下降トレンドラインのブレイクと移動平均線のポジティブな交差は、一定の上昇圧力を示唆しています。投資家は、163.749のレジスタンスレベルを超える強い動きを確認した後に、長期的なポジションを取ることを検討するかもしれません。ただし、162.610を下回る動きは警戒が必要であり、投資戦略を見直すシグナルとなるでしょう。
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