ユーロ/円（EUR/JPY）チャート分析｜2024年04月25日

通貨ペアの注目点

• 欧州中央銀行（ECB）の利上げ観測や経済指標改善から、ユーロ高基調
• 2008年8月以来の高値更新（ ユーロ円は一時166.93円まで上昇し、2008年8月以来の高値を更新）
• 米欧金利差（米欧金利差拡大観測が円安・ユーロ高の主因。今後の金利動向に注目）
• 経済指標（欧州の経済指標発表が控えている。良好な結果ならユーロ円上昇に弾みがつく可能性）
• 心理的な節目（167円台は心理的な節目と意識されており、突破後の動向が注目）

4時間足分析

トレンド分析

現在のユーロ/円（EUR/JPY）は、上昇トレンドを維持しており、マイナートレンドラインは継続的にサポートとして機能しています。直近では3日連続で年初来高値を更新しており、強気の市場感情を示唆しています。

移動平均線分析

短期（5EMA）の移動平均線は166.325、中期（25EMA）は165.454、長期（75EMA）は164.751で、すべての移動平均線が上昇しており、短期が中期・長期よりも上に位置しています。これは強い上昇トレンドを示しており、中長期的な強気のポジションを支持しています。

総合分析

価格目途

現在の動きを考慮すると、直近高値の166.986は短期的なレジスタンスポイントとして機能している可能性があります。次の目標は167.000の心理的大台になるでしょう。一方で、直近安値の162.274は強力なサポートレベルとして機能すると考えられます。

まとめ

ユーロ/円（EUR/JPY）は現在、上昇トレンドラインを維持しており、移動平均線もこの上昇をサポートしています。投資戦略としては、価格がマイナートレンドラインの上で維持される限り、強気のポジションを取ることが適切と考えられます。ただし、市場の変動性や突発的なニュースには常に注意を払い、リスク管理を徹底することが重要です。サポートレベルの破れや移動平均線の下降は戦略の再評価を必要とするサインになるでしょう。