先週の外国為替市場を振り返ると、ドル対円はFRBの上級幹部が立て続けに早期の利下げに対して慎重な態度を示したことから、比較的安定した動きが見受けられました。一方で、日本銀行によるマイナス金利の解除への期待が高まる中、極端な円安は見られないという状態が続いていました。ドル対円の取引レンジは149.50円から151.00円で、この範囲内での取引が推奨されていたそうです。

ユーロ対円については、162円台後半での取引が大半を占め、円がユーロに対して強さを示していました。ドル対円の動きに影響を受けながらも、ユーロ自身の動向も見られ、ユーロ対ドルも一時的に1.086台近くまで上昇しました。しかし、欧州中央銀行(ECB)の政策やドイツの国債利回りの動きから、一定の反落も見られました。

USD/JPY(米ドル/円)の分析

日足

20240226~0301米ドル円日足チャート

 

米ドル/円(USD/JPY)の日足チャートでは、価格は短期的な移動平均線をやや下回るところでクローズしていますが、中期と長期の移動平均線は上回っています。これにより現時点での市場センチメントは依然として強気を保っているものの、短期間にわたる売り圧力も存在していることが示唆されます。

また、価格の高値と安値は149.209から150.843の間で動いており、この価格帯での取引が短期間においても継続することが予想されます。とりわけ、150.260(短期移動平均線)は重要な抵抗点と機能しており、このレベルを突破することで価格のさらなる上昇が見込まれます。

価格が大幅に低下することなく安定した上昇パターンを維持していることが上昇トレンドラインから読み取れます。特に、長期トレンドを示す主要なトレンドラインが強力なサポートとなっており、このラインを下回る価格の動きは、トレンド変化の兆しとなる可能性があります。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)の分析

日足

20240226~0301ユーロ米ドル日足チャート

 

ユーロ/米ドル(EUR/USD)の日足チャートでは、終値が短期と中期の移動平均線を上回り、長期移動平均線よりさらに高い位置にあることが確認されます。この状況は、短期にわたる小幅な価格上昇の可能性と共に、中長期トレンドが横ばいまたは上向きであることを示唆しています。

価格の高値と安値の範囲(1.07959 – 1.08658)で価格が動いており、このレンジ内の動きが継続すると予想されると同時に、終値が移動平均線上にあるため、上方へのブレイクアウトの可能性も考慮されます。

下降トレンドラインが現在の抵抗線として機能しており、これを上回る場合、トレンドの上昇への転換が見込まれるでしょう。逆に、上昇トレンドラインが支持線として機能し、これを維持できれば、上昇トレンドが続くと予想されます。

EUR/JPY(ユーロ/円)の分析

日足

20240226~0301ユーロ円日足チャート

 

ユーロ/円(EUR/JPY)ペアは163.717の高値と161.684の安値の間で推移しています。これらの価格はレジスタンスゾーンおよびサポートゾーンとして重要な位置を占めており、高値163.717は、現在の市場でレジスタンスポイントとして機能し、この水準を上回ると上昇傾向が強まることが期待されます。一方、安値161.684はサポートの位置にあり、このラインを下回ると下降トレンドへの転換を表すかもしれません。

終値162.718が短期移動平均線162.709に近接しており、この水準保持は近期の強気トレンド継続を示す重要な要素です。短期移動平均線との接近は市場の短期方向性に不透明さがあることを示唆しているものの、価格がこの水準を上回り続けると、上昇トレンドが本格化することが予想されます。

中期移動平均線161.638と長期移動平均線160.140が、より長期的な視点において強固なサポート役割を果たしていて、この二つの移動平均線上に価格が留まる限り、長期的な上昇トレンドが継続していると評価できるでしょう。

GBP/USD(ポンド/米ドル)の分析

日足

20240226~0301ポンド米ドル日足チャート

 

ポンド/米ドル(GBP/USD)の日足チャートでは、価格が短期と中期の移動平均線を少し上回る形でクローズしたことは、買いと売りとが拮抗しているものの、一貫した上昇トレンドがなお持続している兆候です。

とはいえ、下降を示す主要なトレンドライン1に価格が近づいているため、この価格帯での販売圧力が増加し、価格がそのラインを突破しない場合は再び下落トレンドに逆戻りする恐れがあります。

安値1.25973は下降市場での支持ラインとして作用しており、この水準を下回った場合、下降トレンドがより一層強まる可能性が考えられます。逆に、1.26990の価格点は短期的な抵抗レベルとしての機能を果たし、それを超えると上昇トレンドに対して新たな空間が開かれる可能性が出てきます。

長期移動平均線が1.26120で設定されている場合、価格がそれを上回る限りは長期間の上向きトレンドが継続すると見ることができます。

GBP/JPY(ポンド円)の分析

日足

20240226~0301ポンド円日足チャート

 

ポンド/円(GBP/JPY)の日足チャートでは、終値が始値を下回る動きと合わせて、高値からの下落を示現した状況の中ではありますが、終値は短期移動平均線の下ではあるものの中期および長期移動平均線の上に位置しています。この状態は、短期では下降の圧力が感じられるものの、中期および長期で見たトレンドは引き続き上向きであると解釈することができます。

一方、高値191.316が短期的な抵抗線として機能している可能性が示唆されており、もし価格がこのラインを上回れば上昇トレンドへのさらなる継続または強化の可能性が高まると考えられます。逆に、安値189.044は、今後の重要な支持線として作用しており、このレベルを下抜けると売り圧力が増してトレンドの転換が起こる兆候となるでしょう。

上昇トレンドライン1と2に注目し、これらが長期的な支持線としての役割を果たしている現状が続く限り、価格は上昇トレンドにあると見ることができます。これらのトレンドラインより上に価格が位置している限り、市場の上昇ムードは保たれていると言えます。

まとめ

USD/JPY(米ドル/円)の分析

  • 日足チャートは、短期的には移動平均線をわずかに下回る終値を示しており、短期間の売り圧力が存在するが、中期および長期の移動平均線は上回っており、市場のセンチメントは依然として強気である。
  • 価格は149.209から150.843の範囲内での動きを示しており、この価格帯が短期間の取引の範囲として継続することが予想される。
  • 短期移動平均線の重要なレベルである150.260が抵抗点として機能しており、このレベルを超えると価格のさらなる上昇が期待できる。
  • 上昇トレンドラインは価格が安定した上昇を維持していることを示しており、特に長期トレンドラインが強力なサポートとして機能している。このトレンドラインを下回る動きは、トレンドの変化を示唆する可能性がある。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)の分析

  • 日足チャートは、終値が短期および中期の移動平均線を上回ると共に、長期移動平均線よりも高い位置でクローズしていることから、中長期的に横ばいまたは上向きのトレンドが維持されている。
  • 価格は1.07959から1.08658の範囲内で動いており、このレンジでの価格の動きが継続すると予想されるが、終値が移動平均線上に位置することで、上方向へのブレイクアウトの可能性もある。
  • 下降トレンドラインが現在の価格レベルでの抵抗線として機能しているため、このラインを上回る動きがあれば、上昇トレンドへの転換が予測される。
  • 同時に、上昇トレンドラインがサポートラインとして機能しており、このラインの上に価格が留まる限り、強気のトレンドが維持されると見られる。

EUR/JPY(ユーロ/円)の分析

  • 日足チャートは、163.717の高値と161.684の安値の間で価格が動いており、これらのレベルがレジスタンスゾーンおよびサポートゾーンとして機能している。
  • 高値163.717は現在の市場でのレジスタンスポイントとして作用しており、このポイントを上回ると上昇傾向が強まることが期待される。
  • 安値161.684はサポートとしての役割を果たし、この水準を下回る動きは下降トレンドへの移行の兆しとなる可能性がある。
  • 終値162.718が短期移動平均線162.709の近くで形成されており、この水準の保持は、短期的な強気トレンドの継続を示す可能性がある。
  • 短期移動平均線との接近は短期的な市場の方向性が不確かであることを示しているが、価格がこのレベルを上回り続けることができれば、上昇トレンドが本格化すると予想される。
  • 中期移動平均線161.638と長期移動平均線160.140は、より長期的な視点から強力なサポートとしての役割を果たしており、これらのレベルを価格が維持する限り、長期的な上昇トレンドは健在である。

GBP/USD(ポンド/米ドル)の分析

  • 日足チャートは価格が短期および中期の移動平均線をわずかに上回る形でクローズし、買いと売りの拮抗を示す一方で、上昇トレンドが継続している兆候を示している。
  • 主要な下降トレンドライン1に価格が近づいており、このラインを突破しない場合は、市場が再び下降トレンドに逆戻りする可能性がある。
  • 安値1.25973は下降市場のサポートラインとして作用し、このレベルを下回ると下降トレンドが強まる可能性がある。
  • 反対に、高値1.26990は短期的なレジスタンスレベルとして機能し、この価格点を超えると上昇トレンドがさらに強まる可能性がある。
  • 長期移動平均線1.26120は、価格が上回る限り、長期的な上昇トレンドが維持されていることを示している。

GBP/JPY(ポンド円)の分析

  • 日足チャートは、短期的な価格の下落を示しており、この日の高値から終値までの値動きは売り圧力を反映している。
  • 短期移動平均線はわずかに下降して終値の下に位置しているが、中期および長期の移動平均線は上向きであり、価格がこれらの移動平均線の上に位置しているため、中長期的に上昇トレンドが継続している。
  • 終値が始値よりも下回っているものの、中期と長期の移動平均線の上に位置しているため、中長期的な強気の市場の姿勢が維持されている。
  • 長期移動平均線を大きく上回っており、また上昇トレンドラインがサポートラインとして機能していることから、長期的には強い上昇トレンドが確立されている。
  • このチャートパターンは、短期的なボラティリティにも関わらず、継続的な強気の市場を示しているが、短期移動平均線の下での終値は、一時的な調整の可能性を示唆しているため、一定の慎重さが求められる。

 

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